ライフスパン-老いなき世界- 【感想3つにまとめます(第一弾)】

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皆さん、良く昔話や漫画、映画などで不老不死の薬なんかを目にすることがありますよね。

近い将来、人はそんな風に年を取らずに元気なまま、若い体、頭のままで行き続けられる世界が来るかもしれません。そんな、本『ライフスパン-老いなき世界-』を早速紹介していきます。

この本、面白すぎるので現段階で読んでいる1/3でまずは第一弾紹介させていただきますね。

ライフスパン-老いなき世界-

あなたの周りでも、実年齢よりはるかに若く見えるひとや元気な人、フレッシュな発想を持っている人っていますよね。

作者の場合も、そんな人が周りに居て、不思議に思っていました。

この作者、ハーバード大学の医学研究科で老化についての研究をしている方で、本当に素晴らしい経歴なのですが、本での紹介は非常にわかりやすく、図やたとえ話を使って説明してくれているので、この手の本では読みやすいと感じます。

作者は酵母(パンを焼いた時に美味しそうな香ばしい匂いがしますよね、あの酵母です)を使って、酵母の遺伝子上でどのように老化が置きているかを研究、観察します。

驚くべきは、なんと10億年も昔の生物である酵母菌の遺伝子の配列やメカニズムと、動物や人間の遺伝子のメカニズムがほとんど変わっていないのです。

遺伝子の解析は実は終わっていなかった!?

ゲノム解析が完了したとされるのは2000年頃で、世間でも本当に話題になりました。人類の遺伝子は全部解明された!とメディアや本、セルやサイエンスなどの一流論文でも言われました。

これは間違ったことではなく、当時は本当にそうだと信じられていたのですが、実は遺伝子には有益な情報が書かれている部分と、そうではない、意味のない羅列が繰り返されている部分とに別れており、ゲノム解析で完了したのは、この有益な情報が書かれている部分だけだったのです。後の研究で、意味のない羅列の部分と考えられていた部分が、実はそれを利用することでいろいろな現象を調整できるとわかったのです!

老化は病気かもしれない

ここはこの本の肝となるテーマです。人間長く生きていくといろいろな病気になってしまいますよね。病気になったらどうするかと言えば、もちろん病院に行って診察、治療を受けますよね。

著者が言うには、老化も病気と同じで、人の生活に影響を与えるもので、治すべきだと言うのです。

たしかに、老化なんて止められるわけないと思うのは当然です。

ただ、ほんの100年前までは人が飛行機に乗って違う国まで飛んでいけるなんて、世の中の誰も考えすらしなかったそうです。ライト兄弟が開発した飛行機は、当時の人からするとそんなわけない、人が飛べるなんてばかな話があるか、と言われていたそうですが、今や飛行機に乗って海外旅行や出張に行くのは自然ですし、わざわざ、じゃあ来月は2ヶ月かけてアメリカに船で行ってきますなんて言う人はいませんし、もし出張でそんなこと言ったらどやされます笑。

また、実際に何千年も生きている樹や、240年ほど生きるサメもいるそうです。驚くことに、彼らは晩年になってもほとんど”老いて”おらず、若い同種の樹やサメと同じレベルで活動していたそうです。

この事実と、先程の遺伝子の調整の研究で、著者は、こう思います。

「人が”老いる”のは当たり前に受け入れられているけど、もしかしたら人も何千年も生きる彼ら樹やサメなんかのように、生きることもできるかもしれない。何かが彼らと違うから、それを突き止めて、老いてしまうメカニズムを止められるかもしれない」

ここから長寿、いや、健康のままで若々しく生きる方法を探す旅が始まります!!

その方法、活用法についてこちら↓の記事で書いていますので、ぜひ読んでみてください!!

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