中国語勉強　ピンインって？発音が難しいんじゃ、、(3ステップ解説)【番外編-四声と関西弁】

ここまでかなり真面目な議論が多かったので、ここでは少し軽めの話題を語ります。中国語のとっつきにくさは、人によってはかなりあるかと思います。

今回は特に関西弁の方に向けて、関西弁と中国語の発音の特徴である四声(シセイ)の共通点について紹介します。

まず私自身の語学の実績はこんな感じです。こんな私が解説していきます。

英語で5年間、中国語で3年間、海外企業との業務経験があります。特に、中国語では翻訳依頼も対応しています。
(取得資格：HSK6級(中国語能力試験最高級)、HSKK高級(中国語口述試験最高級)、中国滞在10ヶ月、訪問都市10箇所以上、中国出張6回経験有)
プラスで現在は韓国語とロシア語も勉強中です。(韓国語は検定試験TOPIKを継続受験中)

中国語勉強　ピンインって？発音が難しいんじゃ、、

似ている特徴を下記3ステップで書いていきます。

1. そもそも四声って何？
2. 何が関西弁と似ている？
3. 本当か？聞いてみよう！

１．そもそも四声って何？

四声とは

四声（しせい）とは、中国語の声調を、中古漢語の調類に基づいての4種類に分類したもの。(Wikipediaより引用)

はい、これではわからないので、簡単なイメージを書いていきますね。

日本語の場合、特に標準語では話す言葉の抑揚がほとんどありません。よく英語学習の時とかにも、日本語はアクセントがないから、日本語の感覚で英語を話すと何が訴えたい部分かが伝わりづらく、結果何を言っているかわかりにくい、、と言われていますよね。これと同じで、日本語を話す人にとって声の上げ下げがある中国語はとっつきづらいです。

実際の音は後で出しますが、まずこの四声を簡単に解説します。

まず、「一声」これは音が高いままキープします。ー←このイメージ

続いて、「二声」少し低めから高めの音にあげます。/←このイメージ

「三声」これが一番難しいです。少し低めから更に低くし、少しだけ帰ってきます。✔←これを右から左にすすめるイメージ

「四声」すごい勢いで上から下に落とす。➘!←このイメージ、!は一気に下げるという気持ちを表しています。

2. 何が関西弁と似ている？

ズバリこの四声と同じ抑揚が関西弁では出てきます。

実際大学教授がこの説を指摘されていたりします。

http://www.tenri-u.ac.jp/topics/q3tncs00001m0drs.html

中国語発音について：天理大学　元　関西大学教授の説

まずは先ほどの四声を一つずつ関西弁で振り返ってみましょう。

一気に覚えていただきたいのでストーリ仕立てでいきます。わかる方は、じゃりン子チエのお父ちゃん(テツ)が家に帰ってきてチエちゃんと話してる様子を想像して下さい。わからない方は、大阪のおじさんと娘のふとした会話だと思って下さい。

(チエ)「一声」’血ぃめちゃ出てるやん自分。’　の’血ぃ’は中国語の’qi-‘に当たります。

(テツ)「二声」’ほんまかいな！’の’ほん’は中国語の’hon/’に当たります。

(チエ)「三声」’なんで血ぃ出てんねん。’の’なん’は’nan✔’に当たります。(✔は右から左)

(テツ)「四声」’うゎ！歯抜けてるやん、腹立つわしかし’の’うゎ’と’歯’は各々、’uwa➘’、’ha➘’に当たります。

更に、少し中国語を勉強している方でよく最初つまづく発音として「三声＋三声」があります。これは、最後のセリフの’腹立つ’が該当し、’hara/tatsu✔’となります。

3. 本当か？聞いてみよう！

ここまで見た皆さんは、えぇそんなことあるのか、本当なのか、、と思っているかもしれません。

わたしが実際に上記四声覚え掛け合いを録音してみましたので、聞いてみてください。再生で気に入っていただけた場合は上から音声ダウンロードもできます。

該当箇所を抜き出したバージョンも参考までに下に置いておきますので、聞いてみてください。

で、、？

で、だからなんだよという声も聞こえてきそうです。

少しでも興味を持ってもらえたかたは、これを何度も唱えて下さい。前回お伝えしましたように、中国語の最初のハードルである発音をこれをマスターすることでほぼ乗り越えたことになります。

これを習得してから中国語を勉強すれば、話すときも聞くときも飲み込みスピードが格段に上がります！ぜひ中国語勉強に活かしてみて下さい！！

ではまた！！